「平均的な翻訳会社の規模は?」「翻訳会社ってどうしていつも高飛車なの?」
翻訳発注ご担当者の永遠の疑問にお答えしつつ、日本の翻訳会社の実情に迫ります。
平均的な翻訳会社の規模は?
翻訳会社は総じて小ぶりな会社が多いように感じますが、実際何名ぐらいの規模が多いのでしょうか?
当社ではいろんな業種のクライアントの翻訳を扱うことが多く、どの程度の規模の会社と取り引きするべきか迷います。
- 翻訳会社の規模の平均は、2名〜3名程度といわれています。
正確な統計はありませんが、各種団体(日本翻訳連盟など)や大手企業が発表している推定企業数では、2000社〜4000社。
一方、日本の翻訳市場規模は、1000億〜2000億といわれています。単純に中間値で割り算すると、1500億(市場規模)÷3000社=5000万円。 ∴翻訳会社一社の平均売上げは5000万円(年間)となり、平均従業員数は2,3名と推測されます。
2、3名で運営されている翻訳会社は、元翻訳者の社長にアシスタント的役割の社員が2名程度というイメージです。
一方、従業員数が20名を越える翻訳会社は、日本に10社程度あり、業界では大手と考えていいでしょう。
翻訳会社は社内で翻訳していないって聞いたことがありますが?
翻訳会社が社内で翻訳をせずに、外部の翻訳者を使っていると聞いたことがあります。
それで品質は維持できるのでしょうか。発注担当者として不安です。
- YESでもあり、NOでもあります。
翻訳会社には、大きく分けて2種類あります。
■自社内で社長か社員が翻訳をしている小規模翻訳会社
■社外のフリーランス翻訳者に下訳を外注し、社内ではチェックや校正をしている中規模以上の翻訳会社
どちらがいいというわけではありません。
特徴として・・・
○社内で翻訳
・翻訳の内容に関する質問に対しての回答が早い可能性が高い
・社内で翻訳しているので、その社内翻訳者が専門とする範囲しか対応できない
・少人数なので、キャパシティが少なく、急ぎの対応が難しい場合がある
○社外で翻訳
・専門分野ごとに翻訳者を選ぶことができるので、広範囲な分野と大量の発注に対応できる
・翻訳者が社外なので、翻訳者と直接やりとりできないケースが多い
もちろん、社内と社外をミックスしている会社もあります。
新しい翻訳会社への発注を検討する際は、
・社内なのか社外なのか
・チェックはだれがするのか、そのチェッカーは社内か社外か
をたずねることをお勧めします。
※注:
メリットデメリットについては、こちらも参照ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/fukusan19650924/2694540.html
英語のネイティブスピーカーが社内にいない翻訳会社が多いと聞きました。本当なのでしょうか?
ネイティブスピーカー(米国人や英国人)がいなくてキチンとした翻訳ができるのでしょうか?不安です。
- はい。そのとおりです。
日本の翻訳会社は2名から5名程度の零細企業が多く、外国人を雇用するほどの余力がある会社は限られてきます。
翻訳会社によっては、日本語→英語訳は扱わず、英語→日本語訳のみを扱う会社もありますが、多くの翻訳会社では、フリーランスなど外部のネイティブスピーカーのみで対応しているのが現状です。
英語への翻訳を依頼する場合・・・
・社内にネイティブスピーカースタッフがいるのか?
・いるとすれば何名か?
・そのネイティブスタッフの経歴や学歴はどうか?
などをたずねるといいでしょう。
たとえネイティブスタッフが社内にいても、翻訳の専門知識を持たない単なるアメリカ人だったりすることがあり、品質や対応に大きな違いが生まれやすいので要注意です。
翻訳会社はとても敷居が高い感じがします。どうしてなんでしょうか?
正直、翻訳会社の対応はとても高飛車な感じです。サービス業らしい対応をしてくれる会社はないのでしょうか。
- 正直わかりません。
確かに対応が横柄だったり、高飛車だったりする翻訳会社は意外に多いかもしれません。私もときどきお客様からそういったことを聞かされます。
推測ですが、翻訳会社は2人から10人程度の少人数の会社が多く、注文が立て込むとすぐにキャパシティーオーバーになるという側面があります。そういったことが影響しているのかもしれません。
また、個人の翻訳者が独立して社長として経営しているケースも多く、職人気質で頑固な人が多いのが原因かもしれません。
いずれにしても、横柄な態度の翻訳会社は、たとえ翻訳を依頼しても、その後のアフターサービスがどうなるのか不安にならざるを得ません。ある程度のキャパシティーのある親切な翻訳会社を選ぶようにしてはいかがでしょうか。





