「翻訳会社って日本にどのくらい存在するの?」「日本で一番売り上げの多い翻訳会社は?」
翻訳業界に対する疑問にお答えします。
翻訳といえば映画の字幕や恋愛小説などを思い浮かべますが、それぞれ市場規模は?
- 市場規模は、産業翻訳が一番大きいとされています。
日本の翻訳業界における各分野の市場規模は、下記のとおりです(推定値)。
・産業翻訳(マニュアル、契約書など各種商業文書):1000億〜2000億
・出版翻訳(小説などの出版物):100億程度
・映画字幕翻訳(映画):10億以下
また、最近では、多チャンネル化の影響で、外国の番組などを翻訳する映像翻訳の需要が急増しています。
日本での翻訳会社数は?
日本には大手の翻訳会社がないように思うのですが、実際何社ぐらい存在するのでしょうか?
ホームページで検索してもどの翻訳会社に依頼すればよいか大変迷います。
- 2000社〜4000社といわれています。
正確な統計はありませんが、各種団体(日本翻訳連盟など)や大手企業が発表している推定企業数では、2000社〜4000社といわれています。
また、そのほとんどは、2〜5名程度の規模の小規模事業者であるとされています。
日本で一番大きな翻訳会社は?
小規模事業者の多い翻訳業界ということですが、そのなかでも一番大手はなんという会社ですか?
大手であれば安心ということではないですが、企業として発注する際あまり小さな業者には頼みたくありません。
- 「翻訳センター」という会社と思われます。
翻訳業界で、唯一上場(ヘラクレス)している企業で、売上高は約35億円です。そしてこの35億円という規模は業界では、「超大手」と位置づけられます。また、それ以外の翻訳会社は決算内容を公開しておらず、あくまで推測となります。
翻訳業界では、5億円の売上げを上げている企業はすでに大手企業の扱いです。恐らく、3億円以上の企業は日本に10社〜20社程度だと思います。
企業として発注先を探しているとのことですが、案件規模にもよりますが、3億円を安定度の目安とされてはいかがでしょうか。その規模であれば、20人程度の従業員数であると推測できます。
世界で一番売り上げの大きい翻訳会社は?
世界的に大手の翻訳会社はどの程度の売り上げ規模なんでしょうか?
- 世界で一番売り上げの大きい翻訳会社は、L-3 Communicationsという会社で、売り上げ規模は6億2000万ドル※注1です。
L-3 Communicationsはアメリカの会社です。同社は政府の軍事関連需要を中心に受注していて、少し特殊かもしれません。
2位以降は、Lionbridge technologies(米国)、SDL International(英国)、Language Line Holdings(米国)が続きます。日本の翻訳センターは13位とされています。
※注1:
出典http://www.commonsenseadvisory.com/members/res_cgi.php/070502_Q_Top_20.php
翻訳会社は社内で翻訳していないって聞いたことがありますが?
翻訳会社が社内で翻訳をせずに、外部の翻訳者を使っていると聞いたことがあります。
それで品質は維持できるのでしょうか。発注担当者として不安です。
- YESでもあり、NOでもあります。
翻訳会社には、大きく分けて2種類あります。
■自社内で社長か社員が翻訳をしている小規模翻訳会社
■社外のフリーランス翻訳者に下訳を外注し、社内ではチェックや校正をしている中規模以上の翻訳会社
どちらがいいというわけではありません。
特徴として・・・
○社内で翻訳
・翻訳の内容に関する質問に対しての回答が早い可能性が高い
・社内で翻訳しているので、その社内翻訳者が専門とする範囲しか対応できない
・少人数なので、キャパシティが少なく、急ぎの対応が難しい場合がある
○社外で翻訳
・専門分野ごとに翻訳者を選ぶことができるので、広範囲な分野と大量の発注に対応できる
・翻訳者が社外なので、翻訳者と直接やりとりできないケースが多い
もちろん、社内と社外をミックスしている会社もあります。
新しい翻訳会社への発注を検討する際は、
・社内なのか社外なのか
・チェックはだれがするのか、そのチェッカーは社内か社外か
をたずねることをお勧めします。
※注:
メリットデメリットについては、こちらも参照ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/fukusan19650924/2694540.html





